「人手不足が深刻！全国の看護職場で“退職＞入職”が過半数」― 退職者が入職者を上回る病院が続出、その背景とは？

🏥 調査概要

• 調査期間：2024年4月8日～5月13日

• 対象：全国36都道府県の医療機関 145施設（回収）

1. 離職者数 ＞ 入職者数の病院が58％超！

• 58.1％の医療機関で、退職者数が入職者数を上回りました。 joint-kaigo.com+1jil.go.jp+1

• 40.7％の施設では、必要な採用人数さえも確保できず。現場は人手不足で大ピンチ！

2. 離職の主な原因トップ３

看護職員が「辞めたい」と思う理由で多かったのは：

1. 「人手不足で仕事がきつい」58.1％

2. 「賃金が安い」42.6％

3. 「思うように休暇が取れない」 など opac.ll.chiba-u.jp+6irouren.or.jp+6joint-kaigo.com+6

これらが離職の“核心”となっており、現場の疲弊が浮き彫りです。

3. メンタル不調と慢性的な疲労

別の調査では：

• 6割以上が仕事にストレスや不満を抱え

• 4割がメンタル不調者がいると認識 jsite.mhlw.go.jp

人手不足が健康に直結しており、現場が心身ともに限界に近いといえます。

4. “補充できていない”現実

• 約7割の医療機関が「2022年度の退職者を2023年4月の入職者では補えなかった」と回答jsite.mhlw.go.jp+2jil.go.jp+2web.pref.hyogo.lg.jp+2

つまり、欠員を埋めることはおろか、穴が広がり続けている状況です。

5. 現場の切実な声と組合の訴え

医労連・米沢書記長は、

「人手不足で職員の負担が重くなり、ケアの質も低下する悪循環 […] 賃上げは待ったなし。

一刻も早く恒久的な対策を」 joint-kaigo.comと強く訴えています。

✅ 総まとめ：今、看護現場はこの状況！

課題	状況
人手不足	退職 > 入職（58％超）、採用不足（40％超）
負担重・ストレス	賃金低・休暇取りにくい。メンタル不調多発
補充不能	約7割の施設で穴が埋まらず
必要な対策	賃上げ・労働環境改善・継続支援が急務