2020年: 国際疼痛学会「痛覚変調性疼痛」を正式採用しています。
これにより、心因性疼痛という表現はなくなり、痛みは以下の3分類に整理されました
①侵害受容性疼痛
②神経障害性疼痛
③痛覚変調性疼痛
診療ガイドラインは現在もこの基準に基づいています。
今までの心因性疼痛の違和感がなくなりました。
もし、精神的な要素で痛みがあると言われた方、言われている方は古い考えの治療家にあたっている可能性があります。
変更された心因性疼痛の問題点は
①誤解や偏見を生み、患者の苦しみを軽視される恐れがあった。
②痛覚変調性疼痛の新概念:痛覚伝達の異常(中枢感作など)に基づく痛み。
③科学的で客観的な説明が可能。
④患者への配慮:偏見を避け、中立的で包括的な表現。痛みの理解が進み、治療に前向きになれる。
医療従事者や痛みで苦しむ皆様の参考になれば幸いです。
Comments