top of page


医療現場の夜勤は限界に近い― 医労連 夜勤実態調査より ―
日本医療労働組合連合会(医労連)の夜勤実態調査から見えてくるのは、「人が足りない」という表面的な問題ではありません。 本質は、 回復できない働き方が常態化していること です。 現在、病棟の 半数以上が2交替制 となり、16時間以上の長時間夜勤が一般的になっています。さらに、勤務と勤務の間の 休息時間が十分に確保できていない ケースも多く、 慢性的な疲労が蓄積 しています。 特にICUなどの重症部門では夜勤回数も多く、身体的・精神的負担はさらに大きい状況です。 その結果、人員不足↓長時間夜勤↓疲労蓄積↓離職↓さらに人員不足という負の循環が起きています。 これは個人の努力や根性の問題ではありません。 構造の問題 です。 医療従事者が笑顔で働き続けるためには、「人数を増やす」だけでなく、 回復できる仕組みを現場の中に組み込むこと が不可欠です。 そしてその“回復”は、精神論ではなく、身体機能・睡眠・疲労の科学的アプローチから整えていく必要があります。 医療従事者自身の身体を守る支援こそが、医療の質を守る第一歩 だと私たちは考えています。
6 日前


看護師を守ることは、医療の未来を守ること。
来月2月5日、パシフィコ横浜にて 「日本看護サミット2026」 が開催されます。 https://www.nurse.or.jp/nursing/summit/2025/index.html メインテーマは 「ウェルビーイング時代における看護職の働き方革命」 今、医療現場で本当に問われているのは 「どうやって人を集めるか」ではなく、 「どうすれば人が続けられるか」 です。 採用しても定着しない。 休職や離職が後を絶たない。 これは個人の努力不足ではなく、 医療機関そのものの経営リスクへと直結しています。 看護師のウェルビーイングとは、 心身の不調を我慢させることではありません。 不調が起きてから対処するのでもありません。 不調が起きる前に支える視点を、 組織として持てているかどうか。 看護師が疲弊すれば、 医療の質は下がり、現場は不安定になります。 一方で、 看護師が安心して働ける職場では、 患者満足度も、経営の安定性も高まります。 だからこそ、 福利厚生や産業保健は「コスト」ではなく 未来への投資です。 日本看護サミット2026で語られているの
1月28日


看護師の労働環境について考える
看護師は、人の生命に関わる責任のある仕事です。 日々の業務には集中力や判断力が求められ、 心身の負担が大きい職業 であることは、多くの方が感じていると思います。 この仕事を選ぶ以上、一定の緊張感や学び続ける姿勢が必要なのも事実だと思います。 一方で、 過重な業務や職場での人間関係によって、心身の調子を崩してしまうケースが後を絶ちません 。 個人の努力や覚悟だけでは支えきれない 状況があることも、少しずつ明らかになってきています。 厳しさが伴う仕事だからこそ、働く人が 安心して相談できる環境や、無理が重ならない体制づくりが大切 なのではないでしょうか。 それは結果的に、患者さんへのより良い医療につながっていくはずです。 私たちは医療者を支える立場として、現場で働く方々が長く、安心して仕事を続けられる環境づくり に、ささやかでも関われたらと考えています。
1月23日
病院やクリニックが減っている背景で、現場では何が起きているのか
最近、 「通っていた病院が閉院した」 「診療科が減って別の病院を紹介された」 そんな話を耳にすることが増えていませんか。 その背景にあるのが、医療機関の再編・集約・最適化です。 人口減少や人手不足、医療費の問題などを受け、限られた資源で医療を続けていくための動きとされています。 ただ、この変化は制度の話だけにとどまらず、現場で働く医療者の働き方にも、確実に影響を与えています。 ⚫︎現場で起きていること 医療機関が減っても、患者さんが減るわけではありません。 その結果、 ・一人あたりの業務量が増える ・休みが取りにくくなる ・常に時間に追われる といった状況が生まれています。 さらに、在宅医療や地域包括ケアなど、病院の外で支える役割も年々広がっています。 「効率化」という言葉の裏で、 現場はギリギリのバランスで回っている。そう感じている方も多いのではないでしょうか。 ⚫︎これからの医療に必要な視点 医療は、効率だけでは続きません。 患者さんに向き合う余裕、働く人の心と体を守る視点があってこそ、医療の質は保たれます。 医療者が疲れ切ってしまえば、医療
1月22日


「痛いだけなら耐えられる?…“全部イヤになるスイッチ”はここから」 メディケアサービスが目指す未来 第10回
「ねぇ…今、肩の上に乗ってるこの石、誰か取ってくれない?」 「肩に石? 私なんて、腰に“レンガ”よ?」 「いや、ほんとに取れない。昨日から肩がつらくて。」 「私は腰が限界すぎて、介助するたびに“あ、もうダメかも?”って」 「辞めたくなる理由…」 「しんどい肩こりと腰痛!!!」 「これってもう“職業病”じゃなくて“離職病”だよね?」 「うん。“肩こり→やる気低下→ミス増える→怒られる→さらに肩こり”…負のループ地獄。」 「笑い事じゃないけど、もう笑うしかないよね。」 ――休憩室に響くカタカタ(肩の音)とギシギシ(腰の音) ⭐️データで見る現場のリアル 医療者の慢性痛の有病率は50〜70%(肩・腰が中心) 身体の不調があると パフォーマンスは20〜30%低下 そして、身体的疲労 → 精神的疲労 → 離職 という流れが非常に高確率で起きる つまり、「身体がしんどい」は辞める“決定打”になりやすい。 しかも痛みは「残業よりつらい」「人間関係よりストレス」という声も多いほど。 ⭐️ “今いるスタッフが辞めない仕組み”をつくるべき 医療業界では採用費が年々上
2025年11月24日


メディケアサービスが目指す未来 第9回誰も教えてくれない!?医療従事者が辞める前にこっそり見直すべき“自分の健康”
「あれ、今日も肩こりが限界…って、えっ!まだ昼休み取ってないの?」 「え、私だけ?昨日も昼抜きだったよ…」 「いや、私なんて朝から立ちっぱなしで腰痛がピーク、しかも夜勤明けで寝不足!」 「それって…みんな同じ状況?」 「だから、みんな辞めちゃうのかな?」 「一番の理由は...
2025年9月16日


胸郭・胸椎への分節的アプローチ
胸郭の運動療法セミナーを開催しました 先日、「胸郭の運動療法」をテーマにプライベートセミナーを開催しました。 前半は、胸郭の構造や運動の理解、臨床で見られる変性について座学で整理。後半は、実技を中心に進め、実際の治療に直結するアプローチを参加者の皆さんと共有しました。 実技のポイント 側弯症など分節的な課題に対しては、静的アプローチだけでなく、 動的な安定性を確保する方法 が重要です。しかし、臨床現場ではまだ十分に知られていない分野でもあります。 今回は、Th8-9間の右側椎間関節をリリースした後に、胸郭への抵抗と吸気を利用して運動学習を行い、 選択的な安定性を獲得する方法 を練習しました。動画でも、その一場面をご覧いただけます。 経験者向けの実践的アプローチ 今回のセミナーは、すでに臨床経験を有するセラピストを対象に、より実践的なアプローチを提案し、参加者同士で練習を重ねました。お互いに刺激し合い、患者様により良い治療を提供するための姿勢を確認できた、有意義な時間になったと思います。 今後のセミナーについて 私たちは、ニーズに応じて様々なセミナ
2025年8月27日


産業理学療法士による福利厚生を医療施設に初導入!従業員を大切にするクリニック
【導入】 医療・介護の現場では、慢性的な人手不足やスタッフの心身の疲労が課題となっています。そんな中、従業員の健康に真剣に向き合う取り組みとして、千葉市にある「千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック」が新たな一歩を踏み出しました。 【日本初!産業理学療法士による福利厚生サービス導入】 今回、同クリニックでは 産業理学療法士による従業員の身体ケアを福利厚生に導入 しました。これは日本で初めての導入事例となります。 理学療法士といえば病院やリハビリの現場を思い浮かべる方が多いですが、産業の分野で従業員の身体を守る役割を担うことは、これからの働き方改革や人材定着に大きな意味を持ちます。 【「従業員を大切にする」クリニックの姿勢】 この取り組みには、「働くスタッフを何よりも大切にする」というクリニックの姿勢が表れています。従業員が心身ともに健康であるからこそ、患者様により良い医療を提供できる。そんな信念が、福利厚生としての産業理学療法士導入という形で実現しました。 【健康投資は離職防止と幸福度アップにつながる】 医療現場でよく耳にするのは「人が辞めてしまう
2025年8月26日


メディケアサービスが目指す未来 第8回 採用広告にかけた費用の“回収率”は本当にプラスか?
院長 :「この間の採用広告、反響すごかったよ!5人応募来たんだ!」 事務長 :「おお、それは良かったですね!で、何人残ってます?」 院長 :「えっと…1人も。」 事務長 :「……。じゃあ広告費50万円は?」 院長 :「思い出と経験に変わったよ。」 事務長...
2025年8月13日


メディケアサービスが目指す未来 第7回「今いるスタッフが辞めない”ことが最大の経営戦略に」
まるで医療版“合コン”会場? 司会者「本日は、全国から集まった院長先生による看護師さん争奪バトル〜!」 院長A「年休120日!託児所完備!ボーナス◯ヶ月!」 院長B「それ、うちもやってます!さらに日勤のみOK!」 院長C「その条件に加えて、今なら引っ越し費用全額負担!」...
2025年8月10日


メディケアサービスが目指す未来 第6回「経営者が疲弊しているー人手不足がもたらす運営の重圧」
看護部長A : 「院長、またひとり辞めるそうです…」 院長 : 「……で、いつから?」 看護部長A : 「えっと、来週からです」 院長 : 「(白目)あのさ……この前の採用面接の応募も来なかったし…」 看護部長A : 「ですね。でも紹介会社からは“いい人います”って連絡きて...
2025年8月5日


メディケアサービスが目指す未来 第5回「若者が医療職を避ける理由とは?“看護師=きつい”のイメージが与える影響 」
「看護師って、命を預かるのに、待遇はギリギリってどういうこと?」 ブラック労働の代名詞になりつつある医療職。 子どもが「将来の夢は看護師!」と言わなくなったのは、誰のせい? 気がつけば、進路相談室ではこんな声が聞こえます。 「夜勤ばっかりで友達とも遊べないって聞いた」...
2025年8月3日


メディケアサービスが目指す未来 第4回「辞める人を見送るたび、残った人の寿命が縮まる件」
病院の朝。 一人辞めた。 「誰か辞めると大変だよね」って言いながら、今日もなんとか回す。 ──でも、翌月また一人辞めた。 「仕方ないよね」って言いながら、教育係が泣きそうになってる。 ──さらに翌月もまた一人。 「やばいな…」って言ったまま、残った人の顔色が見えない。...
2025年7月27日


メディケアが目指す先にあるもの第3回 第1章:いま医療現場で何が起きているのか 「看護師の奪い合いが始まっている」〜採用競争の舞台裏〜
「今年こそ人が定着してくれたら…」 そう願って採用活動に踏み切ったのも束の間。 エージェント経由で来た応募者の希望条件は、 「週休3日、夜勤なし、残業ゼロ、年収アップ希望」。 そして、別の病院に決まった。 今、看護師は“選ぶ側”。...
2025年7月23日


メディケアが目指す先にあるもの第2回 第1章:いま医療現場で何が起きているのか「人がいない、でも休めない」 〜医療現場が限界に近づいている現実〜
「すみません、◯◯さん、今日も夜勤入れますか?」 「えっ…今日ですか?」 「急に◯◯さんが休んじゃって…本当にごめんなさい…」 「……はい。大丈夫です(全然大丈夫じゃないけど)」 こんな会話、どこの病院・クリニックでも聞こえてきそうです。...
2025年7月22日


メディケアが目指す先にあるもの第1回「医療崩壊は人から始まる」〜医療従事者は今日も元気にボロボロです〜
病院が“人”で壊れる日 「辞めます。理由?……」 そんな言葉を残して職場を去る看護師が、いま増えています。 人が足りない。 つらいのに、休めない。 疲れても健康管理は自己責任。 辛さに誰も気づかない。 なのに、また「人が辞めた」・・・...
2025年7月20日


挑戦しづつける理学療法士のサポート
家族の為、患者様の為、職場の為に自分を犠牲にしがちな医療従事者は少なくないと思います。小林先生も真面目にスキルを磨き、自分のこと以外を優先していた時期があったようです。 今は「なりたい自分」を追求することで健康を取り戻し、元気で健康的に変わっていました。 運動自体とそれを通してできた仲間が大きな支えになっているとのことです。 これからもできる範囲で日本一のパワーリフターになれるようサポートや応援をさせて頂きます。 10年前の小林先生 とても痩せていて元気がない頃 現在の小林先生 パワーリフティングの日本一を目指す
2025年4月3日


「触り方・持ち方」でリハビリが変わる!
今までリハビリを嫌がり、離床できなかった患者様が、 プライベートセミナーで学んだ“触れ方”や“持ち方”の技術 を取り入れた結果… ✨ 初めて離床に成功! 🚶♂️ さらにトイレ介助まで可能に! 本当に嬉しい報告をいただきました! 👋 リハビリにおいて、私たち治療家は必ず患者様に触れます。 体幹や四肢の持ち方ひとつで、患者様の反応は大きく変わるもの。 ✅ 触ることの意義を理解する ✅ 持つことの意味を臨床的に考える この視点を持つことで、より効果的な介入ができるようになります! 📢 「触り方・持ち方」にフォーカスしたプライベートセミナー では、この感覚を 実際に体験 できます。きっと 臨床で一生使えるスキル になるはず! 興味のある方はぜひご参加ください💡 #リハビリ #触り方の重要性 #プライベートセミナー #臨床で活かせるスキル #医療従事者の学び
2025年1月30日


明るく温かいクリニックのご紹介
千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック https://chibanaika-clinic.com 千葉市稲毛区園生町にある 千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック (院長:辺土名 盛之先生)は、地域に根ざした内科クリニックです。 💡 午前は内科外来、午後は在宅訪問診療🏠 先生は在宅での看取りにも力を入れ、ご家族の不安にも寄り添っています。 ✨ 美容皮膚科も併設(2F) 健康だけでなく、美しさのサポートも行っています! 📚 医療従事者向け勉強会も開催 地域の医療従事者とともに学び合える場を提供。 🏠 在宅診療をお考えの方、将来に不安を感じている方はお気軽にご相談を! 地域医療を支える素敵なクリニックです😊 また、当社の「医療従事者の健康を守る活動」にもご理解・ご支援いただいています🙌
2025年1月30日
人材紹介手数料に関するアンケート
日本慢性期医療協会が2022年4月から2023年3月の期間に実施した調査結果を簡潔にまとめ、課題を整理します。 調査概要 対象期間 :2022年4月~2023年3月 対象施設 :日本慢性期医療協会会員の医療機関および関連施設 回答数...
2025年1月27日
bottom of page
